地盤改良の基本的な原理 地盤改良の基本的な原理 地盤改良では地盤に物理的・化学的処理をすることで性質を変化させます。置換、圧密・排水、締固め、固化と呼ばれる4つの基本的な原理についてご説明します。 課題別の設計検討方法 地盤改良による対策方法の基本的な考え方と代表工法の設計方法・設計例を詳細に説明します。 液状化対策 液状化が懸念される軟弱地盤に対し、主にサンドコンパクションパイル工法、格子状深層混合処理工法、グラベルドレーン工法が適用されます。各工法の改良仕様の検討等をご紹介します。 圧密沈下対策[圧密促進工法] 圧密促進を図る場合には、透水性の低い粘性土層からなる軟弱地盤に対し、バーチカルドレーン工法が適用されます。改良仕様の検討では、地盤の圧密沈下量や沈下時間を照査します。 圧密沈下対策[沈下低減工法] 軟弱地盤の沈下低減を目的としたALiCC工法(低改良セメントコラム工法)をご紹介します。ALiCC工法では従来工法と比較して、盛土直下の軟弱層を低い改良率に出来る工法(設計法)です。 盛土の安定対策 盛土の安定性を確保できない軟弱地盤に対し、主にサンドコンパクションパイル工法や深層混合処理工法が適用されます。改良仕様の検討では、円弧すべり計算により安定照査を行います。 構造物の支持力対策 構造物の支持力が不足する軟弱地盤に対し、主に深層混合処理工法等の固結工法が適用されます。改良仕様の検討では、改良体の即時沈下量や支持地盤の鉛直支持力度照査を行います。